みみの症状 | 耳が痛い、耳がかゆい、耳から膿(うみ)が出る、聞こえにくい、耳鳴りや音がする、 めまい、耳にぶつぶつができる・顔が動かしにくい、耳の下が腫れてきた、等 |
みみの病気 | 外耳炎、中耳炎、急性中耳炎、滲出性中耳炎、難聴、老人性難聴、突発性難聴、 耳管狭窄症、耳管開放症、耳垢(耳あか)、めまい、メニエール病、 良性発作性頭位めまい、顔面神経まひ、おたふく(耳下腺炎) 等 |
はなの症状 | 鼻が痛い、ほっぺたが痛い、鼻水・鼻血、匂いがよく分からない、鼻がかゆい、 鼻がにおう(臭い)、鼻がつまる 等 |
はなの病気 | アレルギー性鼻炎、花粉症、血管運動性鼻炎、慢性副鼻腔炎(ちくのう)、 好酸球性副鼻腔炎、鼻ポリープ、アデノイド肥大、嗅覚障害 など |
のど(口)の症状 | のど(口)が痛い、咳が出る、うまく飲み込めない、味が分からない、声が出にくい、 のどがつかえる 等 |
のど(口)の病気 | 口内炎、咽頭炎、扁桃炎、扁桃肥大、喉頭炎、声帯ポリープ、声帯麻痺、味覚障害、 咽喉頭異常感症、胃食道逆流症、喉頭アレルギー、嚥下障害、咽頭腫瘍、 喉頭腫瘍 など |
摂食・嚥下障害は栄養障害や誤嚥性肺炎を招くため近年注目されてきました。具体的な症状としては‘食事でむせる、咳が出る’‘飲み込みにくい’‘食事量が減少してきた’‘体重が減少してきた’などが挙げられます。
摂食・嚥下障害の原因となる疾患や病態は多岐に渡ります。口・のどの病気から、脳梗塞などの脳の病気や神経変性疾患、認知機能障害、脱水などによる全身状態の悪化、老化による身体機能の低下などさまざま要因が関係します。当院では問診、診察、内視鏡検査、嚥下内視鏡検査(テストフードを用いた評価方法)を行い、摂食・嚥下障害の診断や重症度の評価を行います。 また、必要に応じて、摂食・嚥下のリハビリテーションや対処法も指導します。
当院ではアレルギ−性鼻炎や花粉症に対して、レーザー手術を行っています。薬物療法の効果が乏しい場合や薬物療法を長期間続けることに抵抗がある場合、症状が強い場合などにおすすめします。通年性のアレルギー性鼻炎や花粉症の場合、アレルギーの反応が鼻の中の粘膜で生じ、粘液の過剰分泌(鼻水)、異物を出す反射の亢進(くしゃみ)、粘膜の腫脹(鼻づまり)が生じます。レーザー手術は、鼻の粘膜をCO2レーザーで焼灼することにより、アレルギーの反応が生じる場所を減少させることにより症状を改善する手術です。出血も少なく、大きな副作用もないので外来日帰り手術で可能ですが、一度の手術では効果が不十分で複数回の手術を必要とする場合があります。また治療効果も持続的ではなく、短い場合は1年ほどで、多くの場合は数年で症状が再度出現すると言われています。また鼻中隔彎曲症や副鼻腔炎を合併する場合は、レーザー手術のみでは効果が不十分なことがあります。
レーザー手術については、診察・検査を行い、患者さんと相談の上、慎重に手術の適応を決定しています。鼻水・くしゃみ・鼻づまりでお困りの方はお気軽に相談してください。
スギ・ヒノキの花粉症の場合は、花粉飛散期を避け、6月から12月の間に行います。通年性のアレルギー性鼻炎の場合は、症状が軽度な時期に行います。
アレルゲン免疫療法はアレルギーの原因となっているアレルゲンを少量から投与することで、からだをアレルゲンに慣らし、アレルギーの症状を和らげたり、日常生活に与える影響を改善するなどの効果が期待できます。
今までは、薬を注射する「皮下免疫療法」が行われていましたが、舌の下に投与する薬品が開発され、「舌下免疫療法」として自宅での治療が可能になりました。
対象 |
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睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まる(無呼吸)もしくは呼吸が浅くなる(低呼吸)ことにより様々な障害をもたらす病気です。症状としては、大きないびき(いびきが急に止まる)、夜中に息が苦しくなって目が覚める、昼間に猛烈に眠くなること(仕事や勉学に影響する)があります。また、長期間、無呼吸・低呼吸の状態が続くことにより、心筋梗塞や脳梗塞など生命に関わる病気に関係すると言われています。耳鼻咽喉科の領域では、鼻中隔彎曲症、アレルギー性鼻炎などの鼻の病気やアデノイド腫大や扁桃腫大などののどの病気が関係しています。当院では、まず、鼻やのどの診察を行い、また必要に応じて内視鏡検査や睡眠時検査を行います。扁桃摘出術(アデノイド切除術)やUPPPといった手術を要する場合は高次医療機関に紹介します。
喫煙は、肺がんを含む多くのがんや、心臓・血管(心筋梗塞・動脈硬化など)の病気や呼吸器(慢性閉塞性肺疾患;COPD)の病気の発生に関与します。耳鼻咽喉科領域では、口腔がん・咽頭がん・喉頭がんの危険因子とされています。当院では禁煙を推進するため、保険診療による禁煙治療を行っています。喫煙はニコチン依存症という薬物依存症です。病気でありますので、本人の意思のみで禁煙するのはかなり困難です。現在は、禁煙補助薬(貼付薬あるいは内服薬)を使うことにより、無理なくたばこをやめることが出来ます。禁煙を希望される方は気軽に相談してください。
当院では、麻しん風しん(MR)ワクチン,日本脳炎ワクチン,二種混合(DT)ワクチン,インフルエンザワクチン,高齢者に対する肺炎球菌ワクチン,おたふくかぜワクチン,水痘ワクチンの予防接種を行っています。
※予防接種は電話でご予約頂けます。
定期予防接種は、予防接種法に基づき実施されます。お住まいの市町村(当院では大津市)で接種すると費用が補助されます。(多くの場合無料です)市町村(大津市)によりワクチンごとに接種する年齢や時期が定められています。
任意予防接種は、定期予防接種に含まれない疾患や、定期予防接種に含まれる疾患で対象年齢の枠外に行うもので、自費での接種になります。
異なるワクチンの接種間隔は以下の通りです。
対象 | 第1期 |
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第2期 |
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対象 | 第1期 |
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第2期 |
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標準的な接種時期は、初回免疫は3歳、1期追加は4歳、2期は小学4年生とされています。
(日本脳炎ワクチンは、計4回の接種が必要です)
※平成7年4月2日から平成19年4月1日までの間に生まれた方で、日本脳炎予防接種のうち4回の接種を受けていない方は、「特例対象者」として予防接種を受けることができます。(20歳になる1日前までです)
対象 |
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※定期予防接種については大津市のホームページや大津市から配布される予防接種手帳も参考にしてください。
対象 |
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2回目は初回接種後3か月後から1年までに行います。
(水痘ワクチンは平成26年10月より、定期予防接種になりました。)
対象 |
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平成26年度の対象者は、平成26年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方です。
接種対象者には大津市がはがきにて通知しています。接種日に通知はがきを持参して下さい。
(高齢者肺炎球菌ワクチンは平成26年10月より、定期予防接種になりました。)
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は保育園や幼稚園で流行しやすく、集団生活で流行すると考えられています。また発症した場合、有効な治療薬はありません。耳の下の唾液腺(耳下腺)が腫れることが有名ですが、その他にも無菌性髄膜炎、精巣炎や卵巣炎、ムンプス難聴など多くの病気の原因になります。日本ではこれまで、1回接種が行われてきましたが、近年はワクチンの効果を確実にするため2回接種が必要とされています。2回目は5歳以上7歳未満で、麻しん風しんワクチンと同時期(小学校入学1年前)に行うことが推奨されています。(日本小児科学会)
本年度もインフルエンザの予防接種を予定しています。10月より開始します。
対象 |
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当院では、滋賀県風しん抗体検査事業による風しん抗体検査を実施しております。
費用は無料です。対象は、滋賀県内に居住する方で
※ただし抗体検査を受けたことがある方、明らかに風しんの予防接種歴のある方、
明らかに風しんの既往歴がある方を除きます。※風しん抗体検査は電話でご予約できます。